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ケーススタディ 1-1

百貨店のアパレルテナント店舗での調査・コンサルテーション

エンバイロセルジャパンでは、これまでに様々なフォーマットの店舗の調査・分析を実施。徹底した顧客行動観察に基づく分析をベースに、その店舗環境の強み・弱みを整理し、店舗の持つ強みを最大化するためのコンサルテーションに取り組んできました。

以下でご紹介するケーススタディは、私たちが実際に手掛けたプロジェクトの事例から、店舗コンサルテーションの一部分を抜粋したもの。百貨店のアパレルテナント店舗での調査・コンサルテーションを行なっています。

調査1 入店喚起とレイアウトの関係

店舗での顧客行動の観察・分析は、お客様の店内への進入状況や動線、各棚や売場の立寄り状況、そこでの検討時間といった基本行動を徹底的に分析することから始まります。

下記の図は、調査対象となる店舗の、棚別の立寄り検討率を表したもの。メイン通路側の売場での接触は多いものの、店舗内の陳列棚での検討率は高くないことが分かりました。

棚別立寄り率(来店客全体)
※棚の色が赤くなるほど、立寄り率が高くなることを意味しています
※店内には入らず、通路側に面した陳列棚のみで検討した来店客が全体の40%にのぼっている。

下記の図は、購入者、非購入者ごとの立寄り検討状況を調査したもの。メイン通路側の売場での接触は多いものの、店舗内の陳列棚の検討率は高くないという傾向が明らかに現れています。

今回のプロジェクトでは、分析を進めるにつれて様々な課題が発見されましたが、まずは、いかにして店内にお客様を誘導するか、という点についてのコンサルテーションを行なうことになりました。

棚別立寄り率(購入者) 棚別立寄り率(非購入者)
※棚の色が赤くなるほど、立寄り率が高くなることを意味しています
※購入者の多くが店内での検討を行なっている=入店を促進するための仕掛け作りが必要。