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ケーススタディ 1-2

百貨店のアパレルテナント店舗での調査・コンサルテーション

調査2 進入状況と棚別の検討時間

前記のような分析を受け、私たちは店内への進入状況と棚別の検討時間に着目しました。通常は、買物意識(ショッピングモード)が高くなるにつれ、店内への滞在時間が長くなるという傾向があるためです。その結果、顧客行動に、ひとつの特性があることを発見しました。

棚別検討時間(来店客全体)
※棚の色が緑になるほど、検討時間が高くなることを意味しています
売場内進入率(来店客全体)
※フロアの色が赤くなるほど、多くのお客様が進入(通過)したことを意味しています
※ハンガー什器の検討時間が長い。ハンガー什器から検討したお客様は店内への進入率が高い。

さらに、平置き什器とハンガー什器でのお客様の検討行動を細かく分析すると、

1)ハンガー什器では商品を手に取って広げることが多い

2)平置き什器では商品を片手で軽く触る行為が中心

ということが分かってきました。

つまり、お客様はハンガー什器で商品を広げる行動を取ることにより、商品への興味を喚起。その結果、気持ちの上でショッピングモードへと変わりやすくなり、買物時間や検討点数が多くなると推測することができます。

※写真はイメージです。

棚別購買検討行動
※ハンガー什器に接触したお客様の多くが、商品を手に取り、広げている。その結果、購買率も高くなっている。